株へ投資したりされていれば頻繁に使用されるのかもしれませんが、証券の世界で果物の名前が使われている事を最近しりました。その果物とは"レモン”と"桃(ピーチ)"です。
野村証券のサイト内には
~商品の売り手と買い手に情報格差が存在するため、安くて品質の悪い商品(レモン)ばかりが流通し、高くて品質の良い商品(ピーチ)が出回りにくくなる現象のこと。~
という説明がありました。レモンというのは外見から中身を判断するのは難しいため、乗ってみなければ分からない中古車市場でも使われるそうで、切って中身を確認したら売り物にならないという事も一緒ですね。安かろう悪かろうの原理で、結局良いものも安値でしか売れずその市場は崩壊します。
その救世主が桃(ピーチ)。桃は外見から品質が見分けやすい=透明性が高い情報で市場が形成されることで、レモンと真逆で粗悪品は駆逐されていきます。
経済学の事は詳しくありませんが、身近な果物がこんな風に使われているのは面白い事です。