耕作放棄地との格闘スタート

青果卸と農業生産法人の経験上

"野菜の作付けの前に売り先ありき、売り先へ届ける物流ありき"

ということが、農地を探す大前提でした。

あわよくば行政のサポートが手厚いところ。。

 

しかし、行政サイドのサポートが厚い(土地も家も無償提供とかetc..)場所は

過疎化が著しかったり、JAの部会がしっかりしていて作付け品目が決められ

ていたりと私達の希望とは少し違うものだったりして、最終的にサポートは

特段なさそうだけれど、それを逆手にとった自由度の高さと京都ブランドの

魅力を感じこの木津川市山城町にやってきました。

 

親戚縁者がいるわけではなく、

単純に”京都でも中心を離れれば土地なんかわさわさあるに違いない”と。

この認識が完全に甘かった。

 

今京都の若手農家さん達は九条ネギの大規模生産を行う方が多くなっており、

少しでも土地があけば借り手あまたの状態です。そんなこともつゆ知らず

弱小農家が奇跡的に農地を借りる事が出来ましたが、写真の通りの状態です。

 

耕作放棄地は背丈の高い雑草→木と周辺からの視界がかなり悪くなるため

不法投棄の温床になりがちです。身丈にあまる草との格闘に加えて、

出るわ出るわの大型粗大ごみ。スチール製の机、ベットのフレーム、物置etc..

5アール程度の土地で2日に渡り格闘して何とか反対側まで見通せる位になりましたが

今後私達について廻る作業になる事間違いなさそうです。